PET-CT

PETとはpositron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射能を含む薬剤を用いる核医学検査です。放射性薬剤を体内に取り込ませ、放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像にします。この検査による放射線被曝の量は、腹部の単純レントゲン写真を1-2回撮影するのと同程度です。
CTなどの画像検査では部位を絞って検査を行いますが、PET検査では全身を一度に調べます。現在PET検査はブドウ糖代謝の指標となる18F-FDGという薬を用いたFDG-PET検査が主です。 PET検査により、血液がんを含めた腫瘍の全身的な広がりをみることができ、また腫瘍の大きさや場所の特定、良性や悪性の区別、転移状況や治療効果の判定、再発の診断などに利用されています。

最終更新日:2014年10月1日

(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科