【学会報告】第68回 日本アレルギー学会学術大会

2019年6月14日~16日の3日間、第68回日本アレルギー学会学術大会が東京国際フォーラムにて開催されました。
当科からは髙橋浩一郎講師、田代宏樹助教、貞松宏典先生、栗原有紀先生が参加しました。
JCHO佐賀中部病院の内田賢先生、佐賀県医療センター好生館の加藤剛先生も本学会へ参加しました。

髙橋浩一郎先生は、シンポジウム2「重症喘息を科学する~どこまでその病態に迫れたのか~」にてシンポジストを務め、「重症喘息の気道炎症とその免疫学的多様性」と題して講演を行いました。
また、ミニシンポジウム8「気管支喘息の合併症」のセッションにて「喘息患者における嗅覚障害と好酸球性副鼻腔炎合併に関する臨床的検討」と題して発表しました。

 

貞松宏典先生は、ポスター発表のセッションにて「マクロライド誘導体EM900による喘息増悪に対する治療の試み」と題して自身の大学院での基礎研究のデータを発表しました。
栗原有紀先生は、ポスター発表のセッションにて「実診療におけるCOPD吸入療法の妥当性に関する解析」と題して佐賀大学と伊万里松浦病院でのCOPD患者の解析結果を発表しました。

内田賢先生は、ポスター発表のセッションにて「ベンラリズマブ投与症例の臨床的検討」と題して佐賀大学とその関連施設にてベンラリズマブ使用症例の解析結果を発表しました。

  


アレルギー学会は基礎研究から臨床まで幅広い分野に関する最新の知見が取り上げられる学会です。
気管支喘息は基礎研究、臨床ともに多数の研究が行われており、知識のアップデートを行いつつ、たくさんの刺激を受けました。
今回は当科からも多数の演題を発表して情報発信を行うことができました。

来年も多くの情報を発信できるように基礎研究、臨床に更に励んでいきたいと思います。


 

(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科