【調査報告】日本呼吸器学会会員における大学院進学に関する最近の動向

【調査報告】日本呼吸器学会会員における大学院進学に関する最近の動向

呼吸器内科の髙橋浩一郎講師が中心となり、日本呼吸器学会、将来計画委員会の活動として実施した「学会会員における大学院進学に関する最近の動向」の結果が、日本呼吸器学会誌に掲載されました。若手学会員に本調査結果を参考にいただき、キャリア形成の選択肢の幅を広げていただきたい。

 

タイトル:日本呼吸器学会会員における大学院進学に関する最近の動向

著者:髙橋浩一郎,小林 信明,浅井 一久,礒部  威,今泉 和良,大平 徹郎,長内  忍,川山 智隆,國近 尚美,小林 和幸,佐野 博幸,多賀谷悦子,千葉 弘文,橋本 直純,須田 隆文,金子  猛

日本呼吸器学会誌, 10(3): 207-211, 2021

リンク先:http://journal.jrs.or.jp/index.php

<論文要旨>

日本呼吸器学会専門医制度認定施設のうち大学病院を対象に,大学院進学に関するアンケート調査を実施した。過去5年間で呼吸器内科に入局した978人中303人(31.0%)が,大学院に進学(男性33.1%,女性26.0%)し,61.0%が基礎医学,39.0%が臨床医学を研究テーマとしていた。大学院修了者の進路は,大学病院勤務が最多であり,修了後5年間に10%程度が海外留学していた。本調査を通じて,学会員の大学院進学に関する現状を理解することができ,今後の大学院進学希望者への情報として参考になると考えられる。

(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科